英語の睡眠学習は効果があるのか
皆さん、こんにちは。
英語学習は実行できていますか。今日も、面白いテーマでお話しします。今日は、「寝ながら英語を習得することは可能なのか?」今日は、こんなテーマです。
「人は、寝ながら勉強できるのか」これは昔から多くの人が興味を持ってきたものです。私もそうでしたし、何度も自らに実験してきました。
一晩、英語を鳴らして寝たこともあります。それが効果があるのかどうか分かりませんが、ただ言えるのは、翌朝、頭の疲れが取れなかったということです。
重病の人が療養するときは、静かな睡眠環境が要るそうです。脳は私達が寝ているときにも活動していて、脳細胞は自由に繋がってストレスを解消しています。夢の中の思考が支離滅裂なのはそのためです。ところが、脳は同時に外からの言葉や音にも反応していて、それは夢にも影響します。逆に言えば、外からの音は、脳の自由な回復活動に影響していることになります。ですから、英語を一晩中聞いていると、脳のリフレッシュに悪影響する可能性があるのです。
「しかし」です。「影響がある」ということは、この睡眠学習を科学的に正しい方法で取り入れれば、英語学習の効果を大きく高めることができる可能性があるということでもあります。
1. 睡眠学習の真実(科学的な側面)
まずは、「睡眠中に脳では何が起きているのか」という点から見ていきましょう。
睡眠中の脳は、ただ休んでいるわけではありません。
実は、日中に得た膨大な情報を整理し、「重要な記憶」と「不要な記憶」を選別しているのです。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。レム睡眠は、脳が活動して夢を見る浅い眠りで、記憶や感情を整理する役割があります。
一方、ノンレム睡眠は、脳も体も深く休む眠りで、疲れを回復させる働きがあります。
人は一晩のうちに、この2つを約90分ごとに交互に繰り返しています。
レム睡眠中に、感情と結びついた言葉や、強く印象に残った出来事は、睡眠中にもう一度再生され、脳の中で“定着”していきます。これを「記憶の固定化(memory consolidation)」と言うそうです。
ですから、睡眠学習の目的は、新しい単語を覚えることではなく、すでに学んだ内容を深く刻み込むことです。つまり、日中の学習をサポートし、長期記憶へと変えていく役割を果たすのです。
一方で、実験によって明らかになっているのは、「まったく知らない単語や文法を寝ている間に覚えることはできない」ということです。ですから、ゼロから新しい知識を入れる目的では効果がありません。
2. 睡眠学習の活用方法(実践編)
では、実際にどう活用すればよいのでしょうか。ポイントは、レム睡眠です。「寝る前の20分」と「聞く内容の選び方」が重要です。
まず、寝る直前の20分間は、脳が最も影響を受けやすい時間です。この時間に「スマホの通知やSNSなどの刺激を避けて」、穏やかな気持ちで学習内容を復習することが大切です。
次に、聞くべき音声の選び方です。
・新しい内容ではなく、すでに知っている会話や物語を選びます。
・ニュースやスピーチなど、速くて複雑な内容は避けます。
・落ち着いた声で、ゆっくりとした英語。
できれば穏やかなBGMが入っているものが理想です。
そして、繰り返しが非常に重要です。同じ内容を数日間続けて聞くことで、脳がその音を「日常の一部」として認識し、定着しやすくなります。
音量は小さくし、眠りを妨げないようにします。再生時間は30分から60分程度が目安です。ですからタイマーが要ります。私がかつて実践したことのある「一晩中」というのは脳を逆に疲れさせるだけなのです。まあ、私の場合、自分に効果がなかったものは人には絶対勧めませんから、今の心は穏やかです。
3. スピーキングへの効果
「では、寝ながら聞くだけで話せるようになるのか?」
――これは残念ながら、そう簡単ではありません。睡眠学習には、“話す練習”の効果はありません。しかし、英語の音やリズムに慣れ、言葉が自然に出てくる感覚を作る基盤にはなります。
4. まとめ
最後に、今日の話をまとめましょう。
- 睡眠学習は、「新しいことを覚える」ためではなく、日中に学んだことを定着させるためのもの。
- 寝る前20分のみ活用。
- 穏やかで理解済みの音声を、小さな音で繰り返し聞く。
- 睡眠学習は、英語に対する心のハードルを下げる効果もある。
つまり、睡眠学習とは「魔法」ではなく、静かで強力なサポートツール。日中の努力をしっかり積み重ね、その成果を夜に深めていく。睡眠学習は、その程度のものと心得ましょう。
