本当の意味でバイリンガルは存在するのか

今日は「バイリンガル」と呼べる人は存在するのかというテーマから語学を考えてみました

昔読んだ入試問題に、このような問いかけがあったんです。これは英語と日本語の話ではなく、ヨーロッパ言語間での話でした。3か国語、4か国語を話す人が珍しくないヨーロッパ人どうしの話です。その文章では、台所用品や大工道具の名称を両方の言語で同じように言える人はいない、と指摘されていました。そして明らかに、それらの語彙を自在に言えるのは、やはり母語のほうだというのです。

たとえば、「包丁」や「なべ」くらいなら言えるでしょう。ですが、「ざる」「おろし金」「おたま」といった語になると、どうでしょうか。さらに、「のこぎり」「のみ」「かんな」「やすり」などの大工道具となると、なおさら両言語で同等に言える人は少ないのではないでしょうか。

これは、道具の話だけではないです。基本的な動作も同じです。「よじ登る」「まくりあげる」「へし折る」といった表現を、両言語で同等に言える人はほとんどいないでしょう。

ところで、英語脳を鍛えるうえで本当に大切なのは、台所用品や大工道具といった名詞の語彙力の差ではなく、基本動詞を自在に使いこなせるかどうかだといえます。名詞は分からなくても調べればすぐに分かるし、場合によっては母語の名詞をそのまま使っても通じることがあるでしょう。しかし、動詞だけは母語で置き換えることができません。よって、語学学習では動詞を中心に据えるべきです。特に、動詞とその後に続く形に意識を向けることが重要です。

英語訳(まとめ)

  • 包丁 = knife

  • なべ = pot

  • ざる = colander

  • おろし金 = grater

  • おたま = ladle

  • のこぎり = saw

  • のみ = chisel

  • かんな = plane

  • やすり = file

  • よじ登る = climb up

  • まくりあげる = roll up

  • へし折る = snap / break by bending

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