昨日、受講生の一人とオンラインで話をしていて、単語を効率よく覚える方法についての話になりました。そこで、私自身の経験も交えながら意見を伝えました。

受験指導の大家と呼ばれる人たちが、英単語の覚え方について YouTube でさまざまな蘊蓄を語っています。面白いことに、その意見は正反対の二つのグループに分かれます。

一つは「単語帳で覚えるのは意味がない」という立場。もう一つは「長文を大量に読むよりも、単語帳で単語を覚える方が効率的だ」という立場です。前者は「単語は文脈やストーリーの中で覚えるべきだ」と主張し、後者は「入試に必要な8,000語を長文読解の中だけで覚えるのは非効率だ」と訴えます。どちらの意見にも確かに一理があります。

私は、どちらか一方ではなく両方が大切だと考えています。まさに車の両輪のようなもので、長文を読む中で文脈と結びつけて覚えることも必要ですし、日本のように英語が自然に入ってこない環境では単語帳の活用も欠かせません。

ただし、そのバランスが重要です。私自身、高校時代は単語帳で覚えるのが大嫌いでした。それでも全く使わないわけにはいかず、実際の学習比率は「長文を読み、辞書を引いて覚える」が7割、「単語帳で覚える」が2〜3割程度だったと思います。単語帳を5割以上に増やすのは苦痛でしたし、例文にストーリー性がなく面白みに欠けるため、どうしても続けにくかったのです。

とはいえ、日本で英語を学ぶ以上、単語帳をゼロにするのは難しいでしょう。外国人が日本語を学んでいる動画を見ても、多くの人が自作の学習ノートを作り、出会った単語をメモしています。これは「生きた経験」と結びつくため効果的に覚えられる方法です。また、日本語の語彙集も活用しており、その両立が印象的です。

結局のところ、「どちらが正しい」と断言することはできません。食事の好みが人によって異なるように、学習方法も人それぞれに合う・合わないがあります。私自身は、単語帳を使いつつ長文を多く読むことで、時間さえあれば楽しく学習できました。逆に、時間が限られている人にとっては、単語帳を中心に進めるのも有効でしょう。その割合に「唯一の正解値」は存在しないと思います。

今日は、単語学習についての私の考えをお話ししました。

付記: 単語帳で覚えるときは、発音、品詞、語源、派生語、同義語、反意語、用例、ニュアンスなどに注意してください。これらの全部が載っているわけではないですが、載っていたら確実に読んでください。

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