分詞の取り違えが教えてくれたこと
受講生の皆さん、こんにちは。
今日は週明け早々、ちょっと笑えるお話を紹介します。
あるとき、留学生の太郎は授業中にうとうとしてしまい、先生に注意されました。前からその授業を「退屈だな」と思っていた太郎は、理由を聞かれて正直に答えたつもりでした。
“I’m boring.” と。
ところが、先生は怒るどころか、困ったような顔をしてそのまま立ち去ってしまいました。授業後、太郎が友達にそのことを話すと、友達は大笑いしながら説明しました。
“Taro, ‘boring’ means ‘causing others to feel bored.’
When you said ‘I’m boring,’ you actually said ‘I am a dull person!’
You should have said, ‘I’m bored,’ which means ‘I feel bored.’”
(「太郎、“boring” は『人を退屈させる』という意味なんだよ。だから “I’m boring.” と言うと、『私はつまらない人です』っていう意味になっちゃうんだ。本当は “I’m bored.” と言わなきゃいけなかったんだよ。これは『私は退屈している』という意味なんだ。」)
太郎はそのとき初めて気づきました。分詞の形がほんの少し違うだけで、「退屈させられている自分」が「人を退屈させる自分」に変わってしまうのだと。先生が哀れむような顔をしたのも、無理はありません。
それ以来、太郎は授業をしっかり聞くようになり、成績もぐんと上がりました。
そしてある日、先生が彼にこう言ってくれたのです。
“Taro, you’re not a boring student but an exciting one.”
太郎、君は退屈な生徒なんかじゃないよ。ワクワクさせてくれる生徒だよ。
現在分詞と過去分詞では、エネルギーの方向まで違ってしまうんです。
