リスニング力強化
速い英語をどう聞き取るか
今日は「速い英語をどうやって聞き取るか」というテーマでお話しします。これまでにも触れてきた内容ですが、改めて体系的に整理して解説します。
ネイティブスピーカーの英語が「速い」と感じることはよくあります。しかし実際には、彼らが一語一語を超高速で話しているわけではありません。速く聞こえるのは 発音のつながり(連結)、短縮形、そして リズム によるものです。
1. 発音のつながりと短縮形
英語でも日本語と同じように、単語同士が自然につながって発音されます。
ネイティブは一呼吸で無理なく話しているだけなのです。
- 例1:
Do you want to eat? → D’you wanna eat?
- 例2:
I am going to → I’m gonna
こうした音の変化に慣れることが、速い英語を聞き取る第一歩です。これらの音法は、私の過去に作成 した YouTube でまとめています。
2. 強弱とリズム
英語はリズムの言語です。重要な語を強く、それ以外は弱く発音します。
- 例文: I didn’t SAY he stole the money.
→ 「言った」の部分を強調(=盗んだと言っていない)
- 例文: I didn’t say HE stole the money.
→ 「彼」を強調(=彼が盗んだとは言っていない)
同じ文でも、強調の位置で意味が変わります。これを理解することがリスニングの鍵です。
3. チャンクで聞く
単語を一つずつ追うのではなく、「かたまり(チャンク)」で聞き取る練習をしましょう。
- 例: How are you?
→ 「ハウ アー ユー」ではなく「ハウァユー」とひとまとまりで捉える。
4. 実践トレーニング方法
リスニング力は「自分が言える音は聞き取れる」という原理に基づいて鍛えられます。おすすめの方法を6つ紹介します。
- シャドーイング
音声を即座に真似して発音。全部真似するのはしんどい。部分的にできればオッケーとして練習するので十分。
- 1分巻き戻し
短い動画を繰り返し聞き直す。
- ディクテーション
音声を書き取り、スクリプトと照合。4~5回挑戦してから答えを見る。
- イメージ化
聞いた内容を頭の中で映像にする。単語を逐一分析せず理解できるようになる。日本語に訳さないことが大切。
- アクティブリスニング
単語だけでなく、声のトーンや感情も聞き取る。
- アクセントへの慣れ
アメリカ、イギリス、オーストラリアなど、さまざまな英語に触れて柔軟性を高める。
5. 大事なこと
最後に一番大切なことをお伝えします。
それは 「毎日少しずつ続けること」 です。
5分でも構いません。昨日より少しでも聞き取れるようになれば、それが確実な進歩です。
また、リスニング力は語彙力・表現の知識とも深く結びついています。
- 空港で departure(出発) を知らなければ聞き取れません。
- ハンバーガー店で For here or to go? を知らなければ理解できません。
つまり、毎日の学習とリスニング量 が少しずつ力をつけてくれるのです。焦らず、コツコツ積み重ねていきましょう。
